コラム

近年は、家族葬や一日葬といった小規模な葬式を選ぶ方が増えています。
特徴や進め方がそれぞれ異なるため、ご家族や故人の希望に合った葬儀を選ぶには、違いを理解することが大切です。
本記事では、家族葬と一日葬の違いを解説し、それぞれの費用の目安やメリット・デメリットなどを比較してお伝えします。
家族葬と一日葬のどちらを選べばよいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
家族葬とは、ご家族や親族、故人と親しかった友人のみで執り行う小規模な葬式のことです。
古くから行われてきた一般的な葬式(一般葬)は、ご家族や親族はもちろん、故人の友人や会社の関係者、近隣住人など多くの方が参列できます。
その一方で、家族葬の参列者は近親者や故人と親交の深かった方であるため、プライベートな形式といえます。
家族葬は基本的に、一般的な葬式と同じ流れで執り行います。
家族葬の前日から2日目までのおおまかな流れは、以下の通りです。
家族葬の流れ(前日)
家族葬の流れ(1日目)
家族葬の流れ(2日目)
初七日法要とは本来、故人が亡くなってから7日目に行う法要です。
しかし家族葬では、“繰り上げ初七日法要”として、告別式の当日に営まれることも少なくありません。
法要のあとは、“精進落とし”とよばれる会食の席が設けられます。
なお、関西では火葬から収骨時間までのあいだに精進落としを行います。
一日葬とは、通夜を省略して、告別式と火葬を1日で行う葬式のことです。
一般葬では、1日目に通夜、2日目に告別式と火葬を執り行いますが、一日葬では通夜を行わないため、葬式全体にかかる時間を短縮することができます。
参列者の範囲や人数などに決まりはなく、20~40人程度とされています。
一日葬は、以下の流れで執り行います。
一日葬の流れ(前日)
一日葬の流れ(当日)
上記のように、一日葬は限られた時間のなかで執り行う、シンプルながらも心のこもったお見送りのかたちです。
家族葬と一日葬の特徴と流れを押さえたところで、改めてそれぞれの違いを比較してみましょう。
【家族葬と一日葬の違い】
| 家族葬 | 一日葬 | |
| 日数 | 1日~2日 | 1日 |
| 流れ | 一般葬とほぼ同じ | 通夜を省略 |
| 参列者 | ご家族・親族が中心 | ご家族・親族・友人・職場関係者・近隣住民など |
家族葬と一日葬の流れで異なる点は、通夜を行うかどうかです。
仏式葬儀の場合、一日葬では通夜を省略するため、僧侶による読経はありません。端的に言うと仏式葬儀であれば、「通夜の読経がない」ということです。
家族葬と一日葬のどちらを選ぶか悩まれている方にとって、費用は重要な判断材料となるのではないでしょうか。
そこで、それぞれの葬式にかかる費用を表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
【家族葬と一日葬の費用の比較】
| 葬式の形式 | 葬式の費用の目安 |
| 家族葬 | 40万~150万円 |
| 一日葬 | 30万~88万円 |
葬式にかかる費用は、規模が大きいほど高額になります。
そのため、家族葬や一日葬を選んだ場合でも、会場の大きさや追加プランなどによっては、一般葬よりも費用が高くなることがあるので、注意しましょう。
近年、家族葬を選ぶご家族が増えてきています。
また、一日葬を選ぶ方も増加傾向にあり、その背景には地域の交流の減少や核家族化、コロナ禍などがあります。
コロナ禍が落ち着いた現在では、一般葬を選ぶ方も増えつつありますが、それでも多くの方が家族葬や一日葬を選んでいるのです。
多くの方に選ばれている家族葬には、以下のようなメリットがあります。
【家族葬を選ぶメリット】
ご家族と親族の方のみで執り行う家族葬なら、参列者の人数も少なく対応に追われることがないため、故人とのお別れの時間を静かに過ごせます。
家族葬には、ご家族の負担が軽減されるという利点がある一方で以下のようなデメリットも存在します。
【家族葬を選ぶデメリット】
たとえ家族葬を行ったとしても、故人の親しい友人には訃報を知らせる必要があります。
その際、葬式に参列できなかった方が弔問に訪れる可能性もあるため、その都度対応しなければなりません。
また、家族葬では参列者の人数が少ない分、香典も減るため、会場や会食の規模によっては一般葬よりも費用が高くなる場合もあるので注意が必要です。
家族葬とともに広まりつつある一日葬には、以下のようなメリットがあります。
【一日葬を選ぶメリット】
通夜を省略する一日葬であれば、ご家族の精神的・体力的な負担を和らげることができます。
葬儀の場では、大切な方を亡くした悲しみを抱えながら、参列者や宗教者への対応が必要になります。
しかし通夜を省略することで、対応にかかる負担が減り、落ち着いた気持ちで故人を偲ぶことができるでしょう。
また、一日葬は拘束時間が短いため、高齢者やお身体に不自由がある方にとっては体力的な負担の軽減にもつながります。
くわえて、通夜の会場費や振る舞い(飲食代)が不要になり、費用を抑えられる点もメリットです。
(※ただし、2日間貸しが基本の会場もありますので、会場費が抑えられない場合もあります)
ご家族と参列者の双方にメリットがある一日葬ですが、反対に以下のようなデメリットもあります。
【一日葬を選ぶデメリット】
親族のなかには、昔ながらの一般葬を執り行うのが常識と考え、一日葬を選ぶことに反対する方がいらっしゃるかもしれません。
その場合は、ご家族や故人の意向によって一日葬を選ぶことを親族に伝えて、納得してもらう必要があります。
また、通夜を行わない一日葬を受け入れないお寺も存在するため、先祖代々お世話になっている菩提寺がある場合は、事前に確認を取るようにしましょう。
家族葬は、主に以下に該当する方々から選ばれる傾向にあります。
【家族葬を選ぶ方の傾向】
ご家族や親族の人数が極端に少ない場合は、一般的な葬式を行うと参列者の対応の負担が大きくなってしまいます。
このような負担を減らすために、家族葬を選んで故人との別れの時間をゆっくりと過ごす方が多いようです。
また、故人の友人が少なく参列者が集まらないことが予想される場合も、家族葬が選ばれるケースがあります。
続いて、一日葬はどのような方に選ばれているのかを見てみましょう。
【一日葬を選ぶ方の傾向】
ご家族や親族がそれぞれ異なる地域に住んでいると、長時間の移動や宿泊が必要です。
そのため、通夜を含めた2日間の葬儀だと負担が大きくなりがちです。
こうした場合は、一日葬を選ぶことで参列のための移動や滞在期間を短縮でき、体力面・スケジュール面での負担を減らせます。
また、家族葬と同様に葬式の費用を抑えるために選ばれることがあります。
ここまで、家族葬と一日葬について解説してきました。
どちらを選ぶ場合でも、葬儀社の選択が重要になりますので、探す際には以下のポイントを意識しましょう。
【葬儀社を選ぶ際に確認するポイント】
葬儀社を選ぶ際は、故人やご家族が希望する形式に対応しているかどうかを確認しましょう。
葬儀社によって得意なスタイルが異なることもあるので、複数の葬儀社を比較検討することをおすすめします。
葬式全体の費用が明瞭かどうかは、葬儀社を選ぶ際の重要なポイントです。
見積もりの内容が明確で、追加料金が発生した際にもきちんと説明してくれる葬儀社であれば、安心して葬式の準備を進められるでしょう。
葬儀社を選ぶうえで、担当者の信頼性も大切な要素です。
質問をしたときに丁寧に説明をしてくれるか、高額なプランを強引に勧めてこないかといったポイントを確認しましょう。
信頼できる担当者であれば、親身になって話を聞いたうえで、ご家族や故人にとって最適なプランを提案してくれるはずです。
家族葬はご家族や親族、故人との親交が深かった友人のみで執り行う葬式であり、一日葬は通夜を省略した1日のみの葬式です。
家族葬には、故人との最後のお別れを心ゆくまでできるというメリットがあります。
また、一日葬のメリットは、ご家族の負担を軽減できる点です。
このような利点を比較して、ご家族と故人の希望に合った葬儀を選びましょう。
大阪市内で家族葬や一日葬のプランをお探しの方は、「家族葬おくりみ」にぜひご相談ください。
家族葬や一日葬の多様なプランのなかから、ご家族にとって最適なプランをご案内いたします。
株式会社川上葬祭 代表取締役
<資格>
<略歴>
創業明治10年の老舗葬儀社、川上葬祭の5代目
関西大学卒業後、テニスコーチとして就職。その後、家業である川上葬祭へ入社。
代表に就任以降、業界の異端児として旧態依然の業界改革に着手。その経営手法から葬儀社向け経営コンサルティングや、業界向けセミナー講演活動、一般消費者向けの「無料お葬式講座」を講師として17年以上、現在もなお続けている。
ご葬儀は大切な儀式であり、プランや費用は様々です。事前相談をお勧めいたします。
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資料請求で届くもの
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