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コラム

公開日 2025.12.25 更新日 2025.12.30

10人で行う家族葬の費用は?費用を抑えるポイントも解説

少人数で執り行う家族葬は、一般葬に比べて費用を抑えられる傾向にあります。
では、参列者が10人程度の場合、具体的にどの程度の費用がかかるのでしょうか?

そこで本記事では、10人程度で家族葬を行う場合の費用を解説します。
経済的な負担を抑えるポイントも紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

家族葬とは

家族葬とは、故人のご家族や親族を中心に執り行う、小規模な葬式のことです。
“家族”と名前が付いていますが、参列者の範囲ははっきりと決められておらず、故人やご家族の意思で、親しい友人や会社の同僚なども呼べます。
また、参列者の人数にも「何人まで」といった決まりはなく、5~10人程度で行うこともあれば、30人程度で行うこともあります。

なお、家族葬の基本的な流れは一般葬と変わりません。
1日目には、故人の身支度を整える湯灌(ゆかん)の儀を行い、通夜へと移ります。
2日目の葬儀では、僧侶が読経を行い、参列者は順に焼香をあげます。
そのあとは、告別式で故人に最後の別れを告げ、火葬場へとご遺体を搬送し、火葬するという流れです。

10人程度で行う家族葬の費用相場

家族葬を10人程度で行う場合、50万~100万円ほどの費用がかかります。
費用の内訳は、以下の通りです。

家族葬にかかる費用の内訳

内訳 具体的な内容 費用の目安
葬式の基本料金 式場の利用料
葬祭用品代
安置施設の使用料
納棺にかかる費用
火葬費用
葬儀社スタッフの人件費
30万~70万円
飲食接待費 会食にかかる費用
香典への返礼品代
10万~30万円
僧侶へのお布施 読経へのお布施
戒名授与へのお布施
10万~40万円

このように、参列者の人数が同じでも「祭壇はどのように装飾するのか」「会食ではどのような料理を用意するのか」などによって、費用は大きく異なります。
そのため、葬儀社の担当者と相談し、予算に合わせた内容を考えることが大切です。

【参列者の人数別】家族葬にかかる費用の比較

では、参列者の人数が10人を超えると、家族葬の費用はどのように変化するのでしょうか。
以下に、参列者の人数ごとにかかる費用をまとめました。

家族葬にかかる費用

参列者の人数 費用の目安
10人程度 50万~100万円
20人程度 100万円前後
30人程度 100万~200万円

上記の通り、参列者の人数が増えれば、家族葬にかかる費用は高くなります。
これは、参列者の人数に合わせてより大きな式場を借りる必要があり、会食の料理や香典に対する返礼品も多く用意することとなるためです。

10人程度で行う家族葬の費用を抑えるポイント

10人程度の家族葬は50万~100万円程度で行えることがわかりましたが、費用はできる限り最適化して執り行いたいところです。
ここからは、10人程度で家族葬を行う際に、費用を抑えるためのポイントを解説します。

家族葬の費用を抑えるポイント

  1. ポイント①複数の葬儀社に見積もりを依頼する
  2. ポイント②飲食接待費を節約する
  3. ポイント③葬祭用品の仕様を見直す
  4. ポイント④葬儀形式を検討する
  5. ポイント⑤補助金制度を利用する

ポイント①複数の葬儀社に見積もりを依頼する

家族葬の費用を抑えるために、少なくとも2~3社で見積もりを取りましょう。
葬儀社によって料金体系が異なり、同じ内容の葬儀でも数十万円の差が生じることがあるためです。

なお、大切な方が亡くなる前であれば、複数社で事前相談サービスを利用し、見積もりを取ることをおすすめします。
亡くなったあとの精神的につらい状況での負担を軽減できるとともに、ご本人の希望を踏まえて利用先を選ぶことができます。

ポイント②飲食接待費を節約する

10人程度で家族葬を行う場合は、飲食接待費を見直すことも、費用を抑えるためには大切です。
一般的な家族葬を行おうとすると、会食の準備や香典の返礼品の用意に10万~30万円程度かかるため、可能な部分は簡略化を検討しましょう。
たとえば、豪勢な会食を控えて身内だけで簡単に済ませる、あるいは行きつけのレストランで食事するといった方法があります。
また、参列者に香典を辞退する旨をあらかじめ伝えれば、返礼品を用意する費用がかかりません。

ポイント③葬祭用品の仕様を見直す

葬式で使用する物品に、費用を抑えられるところがないかどうかも確認してみてください。

たとえば、祭壇は生け花でシンプルに飾る、棺や骨壺の素材を見直すといった工夫で、費用を削減できます。
祭壇や棺がシンプルなデザインでも、ご家族や親族に周知のもと進めれば、温かい雰囲気で故人を見送れるでしょう。

なお、家族葬に特化した葬儀社に依頼すれば、予算が限られていてもこれまでの経験により、故人との別れを華やかに彩る装飾を提案してくれます。

ポイント④葬儀形式を検討する

経済的な負担をできる限り抑えるためには、儀式を省略して行うことも一つの手です。
通夜を省略する“一日葬”や、火葬のみを行う“直葬”を選ぶと、式場を押さえる日数が減るため、使用料を節約できます。

ただし、通夜や告別式・葬儀を省略すると、故人と過ごす最後の時間が短くなってしまいます。
葬儀形式を見直す場合は、故人との別れに悔いが残らないよう、ご家族や親族と十分に話し合うことが大切です。

ポイント⑤補助金制度を利用する

葬式を終えたら、健康保険の制度を利用して、葬儀費用の補助を受けましょう。

故人が国民健康保険に加入していた場合、各自治体に申請すると、葬祭費として3万~7万円ほどの補助金を受け取れます。
また、故人が社会保険に加入していた場合、全国健康保険組合などの運営組合に申請すれば、埋葬料として5万円ほどの補助金が得られます。

補助金を申請する際は、故人の保険証や、受取人が喪主であることを証明する書類などが必要です。
各申請先のホームページに、必要書類や申請期限などが記載されているため、落ち着いたタイミングで確認してみてください。

10人程度で家族葬を行うメリット

10人程度で行う家族葬には、費用を抑えられること以外にもメリットがあります。
本項では、以下の3つのメリットを確認し、小規模な家族葬への理解を深めましょう。

10人程度で家族葬を行うメリット

  • ご家族にかかる心身の負担を軽減できる
  • 気心の知れた方だけで故人を静かに見送れる
  • 故人やご家族の希望を反映できる

ご家族にかかる心身の負担を軽減できる

小規模な家族葬を選ぶと、ご家族の身体的・精神的な負担を軽減できます。

一般葬には、故人の会社の同僚や近隣住民の方々など、多くの参列者が訪れるため、受付や挨拶回りの対応に忙しくなることがあります。
大切な方を失ったばかりの状況で、多くの参列者に気を配りつづけると、ご家族は精神的につらく感じるでしょう。

一方、10人程度の故人と近しい身内のみが集まる家族葬では、参列者への対応に追われる心配がありません。
そのため、2日間にわたる葬式のあいだも、体力を温存し、気持ちに余裕をもって故人を見送れます。

気心の知れた方だけで故人を静かに見送れる

家族葬を10人程度で行う場合、気心の知れた方々のみで、故人との最後の時間をゆっくりと過ごせます。

多くの参列者を呼ぶ場合、ご家族が受付や接待に回る必要があるため、落ち着いて故人を見送ることが難しくなるでしょう。
その点、10人程度で葬式を執り行う場合、受付や挨拶回りにも多くの時間はかかりません。
故人と親交の深かった方々と生前の思い出を語り合いながら、故人に別れを告げる時間を十分に取れます。

故人やご家族の希望を反映できる

少人数で行う家族葬には、従来の形式に捉われず、故人やご家族の希望を柔軟に取り入れられます。

たとえば、葬儀の際に故人の好きな音楽を流したり、思い出の品を祭壇に並べたりと、想いを込めた演出を施すことが可能です。
故人やご家族をよく知る方々のみが参列するため、故人の意思を尊重した葬式を実現できるでしょう。

10人程度で家族葬を行う際の注意点

先述の通り、10人程度で行う家族葬には多くのメリットがあります。
ただし、大切な方の葬式で悔いが残らないよう、以下のポイントには注意が必要です。

10人程度で家族葬を行う際の注意点

  • 注意点①ご家族や親族と十分に話し合う
  • 注意点②参列を遠慮してもらう方にも配慮する
  • 注意点③葬儀後の対応も考慮しておく

注意点①ご家族や親族と十分に話し合う

葬儀形式を決める際は、ご家族や親族で十分に話し合う時間を取りましょう。

ご家族や親族のなかで、「一般葬で盛大に見送ってあげたい」「多くの親戚を呼んで家族葬を行いたい」など、葬儀への希望が異なる場合があります。
そのような状況で、葬儀の内容や参列者を一方的に決めると、故人との別れに不満が残る方も出てきてしまうかもしれません。

ご家族や親族が心残りなく故人を見送れるよう、それぞれの要望を聞いて話し合うことが大切です。

注意点②参列を遠慮してもらう方にも配慮する

10人程度で家族葬を行う場合は、葬式に呼ばない方への配慮も重要です。

少人数で行う家族葬では、故人の交友関係が広い場合、多くの方に参列を遠慮してもらうことになります。
その際に、「どうして葬儀に呼ばれなかったのか」「故人に別れを告げられなかった」と不満を抱かれ、トラブルに発展することも考えられるのです。

葬式に呼ばない方には、故人の意思で家族葬を執り行う旨を丁寧に伝えて、後日弔問の機会を設けるといった対応が必要です。

注意点③葬儀後の対応も考慮しておく

小規模な家族葬を行う際は、葬儀後の弔問客(会葬者)への対応も考えておきましょう。

10人程度で家族葬を行うと、葬儀に呼ばれなかった方々が後日弔問に訪れる場合があります。
多くの弔問客(会葬者)が連日訪れると、香典に対する返礼品の準備や挨拶の対応で忙しくなるかもしれません。

葬儀後の対応に不安がある場合は、葬儀社の担当者にあらかじめ相談し、アドバイスを受けておくと安心です。

10人程度で家族葬を行う場合の葬儀社の選び方

少人数の家族葬を、故人やご家族の意思を汲んだ温かい式に仕上げるためには、信頼できる葬儀社に依頼することが重要です。
ここからは、葬儀社を選ぶ際にチェックしたいポイントを解説します。

10人程度で家族葬を行う場合の葬儀社の選び方

  • 費用の内訳は明確に記載されているかを確認する
  • 家族葬の実績がある葬儀社を選ぶ
  • 担当者の対応にも注目する

費用の内訳は明確に記載されているかを確認する

葬儀費用の見積もりを取る際は、基本料金から追加費用まで、すべての項目が明確に記載されているかどうかを確認してください。
そして、費用に関して少しでも不明点があれば、葬儀社の担当者に聞いておきましょう。
細部までわかりやすく説明してくれる担当者であれば、あとになって費用面でトラブルが起こる心配が少なくなります。

家族葬の実績がある葬儀社を選ぶ

10人程度で家族葬を行う場合は、家族葬に特化している葬儀社を選びましょう。

少人数の家族葬では、参列者の人数に合わせた式場の手配や、祭壇の飾りによる温かい雰囲気づくりが重要となります。
そのため、家族葬に関する専門的な知識をもち、きめ細やかにサポートできる葬儀社に依頼することが大切です。

葬儀社がどの葬儀形式に特化しているのかは、ホームページで確認してみてください。
家族葬の実例が多く書かれており、プランが豊富に用意されている葬儀社であれば、充実したサポートが期待できます。

担当者の対応にも注目する

家族葬の打ち合わせや進行では、葬儀社の担当者とのコミュニケーションが欠かせません。
少人数で行う家族葬だからこそ、故人やご家族の希望に寄り添ってくれるかどうかを確認しましょう。
信頼できる担当者であれば、料金体系を詳しく説明したうえで、故人やご家族の意向に沿った葬式を提案してくれます。

10人程度で家族葬を行う場合、50万~100万円ほどの費用がかかる

家族葬とは、ご家族や親族、故人と親交の深かった方々で小規模に行う葬式のことです。
参列者の人数にはっきりとした決まりはなく、5~10人で行うこともあれば、30人程度で行うこともあります。

家族葬を10人程度で行う場合、会食を身内のみで簡単に済ませる、あるいは棺や骨壺の素材を見直すなどの工夫で、葬式にかかる費用を抑えられます。
なお、葬儀形式を検討する際は、ご家族に悔いが残らないよう、故人の希望を踏まえて十分に話し合いましょう。

大阪市内で家族葬を検討中の方は、かわかみ葬祭にご相談ください。
大切な方を悔いなく見送れるお葬式を、予算に合わせてご提案いたします。

監修者

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川上 知紀

株式会社川上葬祭 代表取締役

<略歴>

創業明治10年の老舗葬儀社、川上葬祭の5代目
関西大学卒業後、テニスコーチとして就職。その後、家業である川上葬祭へ入社。
代表に就任以降、業界の異端児として旧態依然の業界改革に着手。その経営手法から葬儀社向け経営コンサルティングや、業界向けセミナー講演活動、一般消費者向けの「無料お葬式講座」を講師として17年以上、現在もなお続けている。

<主な著書>

あなたのお葬式

葬儀社だから言えるお葬式の話

(共に日経新聞社出版より刊行)

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