最期の水
2023.08.27
末期の水は、仏教における大事な葬送の儀式で、仏教の経典に記されている、お釈迦様の入滅に関する故事にちなむという説があるそうです。
ほかにも、故人に生き返って欲しいという願いを込めて行ったという説や、神道で死者の穢れを清めるために行ったという説もあるそうです。
おくりみでも、親族様のご要望によりお別れの際にお口含ませを行う事があります。
先日の葬儀では、故人様がお好きだったお酒を親族様で順に故人様のお口に当てられ、最期に飲ませてあげられて、良かった。と大変喜んでおられました。
必ずしも行う儀式ではありませんが、大切な人との最期の時を、語りかけながら過ごせる素敵な瞬間ではないでしょうか。