おくりみ図書紹介④
2023.04.29
今回のおくりみ図書紹介は、日野原重明さんが書かれた2冊です。
日野原重明さん、お名前をご存じの方は大変多いのではないでしょうか。
2017年に105歳でお亡くなりになるまで、現役の医師として100歳を超えてもなお精力的に医療に携わり、著書もたくさん執筆されていた方です。
私はこれまで著書を拝読したことはなかったのですが、電車の中吊り広告などでお名前を拝見することがとても多かった記憶があり、テレビなどで拝見するお姿も優しそうなおじいちゃんという印象が残っています。
さて、この2つの本は同じ時期に発行されています。
どちらも95歳の日野原先生から10歳の子どもたちへの、いのちとはなにか、を教えてくれるお話です。
「十歳のきみへ」はご自身の若い頃の体験を交えながら、いのちのことや、損をしたと思っていた体験が後々生かされることなど、これからたくさんの経験をしていのちを育んでいく子どもたちに日野原先生の思いが優しく語りかけられています。
「いのちのおはなし」はその中の一部にも書かれているいのちのことを、実際に小学校で行ったいのちの授業を再現して作られた絵本です。
どちらもとても読みやすく、手に取りやすくなっていますので、お子様やお孫様にいかがでしょうか。