お清めの塩
2023.03.10
お通夜やご葬儀の後、会葬礼状や粗供養品とともに「御清め塩」が入っていることがありますが、このお清めの塩は神道の考えに基づいているのだそうです。
神道では「死」を穢れ(けがれ)として考えられているため、葬儀に参列することで体に移ってしまう穢れを塩をふりかけることによって祓い(はらい)、身を清めるという意味があります。
しかし、このお清めの塩も最近は粗供養品などに入っていないな、と感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
仏教やキリスト教では「死」を穢れとはしておらず、お清めのための塩はそもそも必要ありません。
それでも宗旨関係なくお清めがされているのは、日本古来からの風習として容認されてきたと考えられているそうです。
そのため、それぞれの宗旨の教えに配慮して、粗供養品などにお清めの塩を入れない葬儀社が増えているそうです。
おくりみでもお清めの塩は粗供養品には入れず、受付に置いています。
ご自身のご宗旨やお考えによって、ご自由にお持ち帰り下さいませ。