「虫の知らせ」と最後のバイバイ。
家族葬おくりみ 勝山にて、神式の形式による家族葬をお手伝いいたしました。参列者はわずか3名という、極めて身近な方々のみで執り行われた今回のお式は、お一人おひとりの故人様への想いが凝縮された、非常に濃密で尊い時間となりました。
お客様からは、「私が思っていた以上のお葬儀になり、安堵感がありました。急な対応にここまで完璧にされて感謝致します。葬儀後のフォローも充実していて、途方に暮れることもなく手続きを進めることができています」という、担当者としてこの上なく光栄な感謝のお言葉を頂戴しております。

お式の中で伺った、故人様と娘様(喪主様)との最期の10日間のエピソードは、拝見する私共スタッフの胸にも深く迫るものでした。お見舞いの帰り際、いつもより長く、力強く手を振ってくれた「バイバイ」の日。そして、お見舞いの予定ではなかった日に、ふと「虫の知らせ」を感じて会いに行った際、意識が朦朧とするなかで故人様が娘様のことをしっかりと分かってくださった日。それら一つひとつの瞬間が、故人様からご家族への、愛に満ちたラストメッセージであったと感じずにはいられません。

担当として最も心を砕いたのは、仕事の都合で参列が危ぶまれていた長男様への配慮です。お母様を兄妹揃って送り出してあげたい――その一心で、スタッフ間では「間に合った場合」と「間に合わなかった場合」の複数の段取りを事前に共有し、臨機応変に対応できるよう準備を整えました。幸いにも長男様は通夜祭と出棺に間に合われ、無事にお二人で寄り添ってお見送りをすることができました。
また、準備の間、お一人で不安を抱えていらっしゃった娘様の心に寄り添えるよう、折に触れて母娘の想い出話に耳を傾け、少しでも心の安らぎを感じていただけるよう努めました。

一方で、不慣れな神式の装飾において、確認事項の一部が不十分であった点は、プロとして真摯に反省すべき点です。今後はどのような宗教形式であっても、細かな祭壇のイメージや必要物品を完璧に視覚化・把握し、ご遺族に100%以上の安心を提供できるよう、知識とスキルの研鑽を徹底してまいります。
「思っていた以上の安堵感」。この言葉をこれからも大切に守り、予期せぬお別れに戸婚うご家族の盾となって、心残りのないお見送りを支え続けてまいります。

























