「静かな見守りと、伝統の礼節」。難病に立ち向かった故人様を、10人兄弟の絆で送る家族葬
生野区の「おくりみ勝山」にて、儒教形式の家族葬をお手伝いいたしました。29名の参列者が集まられた今回のお式は、古くからの伝統を重んじる厳かな礼節と、ご家族の深い情愛が交錯する、非常に密度の濃いお見送りとなりました。

お客様からは、「葬儀全体を通してとても満足しております。その都度案内をしてくださったり、お食事などの用意がスムーズで本当に助かりました。親せき一同大変満足して、良い供養ができたと評判でした」という、心温まる感謝のお言葉を頂戴しております。
お柩前に「サン」が行われ、紙のお金を用意されるなど、独自の文化を大切に守られるご家族の真摯な姿が印象的でした。故人様は生前、難病であるALS(筋萎縮性側索硬化症)を患いながらも、常に前向きに人生を歩んでこられたそうです。その力強い生き様を知るご親族にとって、今日という日は悲しみだけでなく、故人様の奮闘を労うための大切な時間でもありました。

特にお別れのクライマックス、お棺の蓋が閉まる直前の光景は、立ち会う私共の胸にも深く迫るものがありました。10人兄弟末っ子であった故人様へ、お兄様や喪主様が最後のお声をかけられた瞬間、会場には堪えきれない涙が広がりました。代表者の方が涙を流されると、参列された皆様も一斉に涙され、故人様がいかに多くの人々に愛され、その心に深く刻まれていたかを物語っていました。

担当として最も意識したのは、韓国式という独自のやり方を尊重し、「邪魔をしないよう遠くから見守る」という距離感です。ご家族が大切にされている伝統のペースを崩さぬよう配慮しつつ、必要なサポートを必要なタイミングで行えるよう努めました。
今後も、ご遺族が一點の曇りもなく故人様との対話に専念できる環境を提供してまいります。

























