手作りの尺八ケースが語る、誇り高き父の背中。絆を再確認した春の日の家族葬
生野区の「家族葬おくりみ 勝山ホール」にて、曹洞宗の形式による家族葬をお手伝いいたしました。ご親族7名様が集まられた今回のお式は、故人様が生前に愛した品々と、それを見守るご家族の深い愛情に包まれた、非常に密度の濃いひと時となりました。

お客様からは、「何も知識のない私達に、いちからていねいに説明いただき、寄り添って下さいました。とてもいい葬儀をとりおこなう事ができました。故人もよろこんでいると思います」という、心温まる感謝のお言葉をいただいております。
今回のお式で特に目を引いたのは、故人様が自作されたという「尺八のケース」です。細部まで丹念に作られたそのケースからは、手先の器用さと、趣味を心から楽しんでいた故人様の「誇り」が伝わってくるようでした。参列された皆様もその出来栄えを感心して眺めておられ、改めて自慢のお父様であったことを偲んでいらっしゃいました。

また、会場には選びきれないほどの膨大な想い出の品々が届けられ、祭壇の前へ大切に飾らせていただきました。深い悲しみの中にあった奥様は、お棺の側を片時も離れようとせず、ずっと故人様に寄り添っておられました。その献身的なお姿に、長年連れ添われたご夫婦の絆の深さを強く感じ、私共も胸が熱くなる思いでした。

担当として心を砕いたのは、お一人で奔走されていた次女様へのサポートです。非常に多忙な中、お参りの方々への配慮を欠かさない次女様に代わり、お弁当の手配やタイミングの調整など、裏方としてスムーズな進行に努めました。
一方で、通夜の際の飲料提供において、後から来られた方への配慮が不足し、ビールをお出ししそびれてしまった点は、プロとして真摯に反省すべき点です。ご遺族が大切にされている「おもてなしの心」を台無しにすることのないよう、今後はどのような状況下でも常に周囲への目配りを徹底し、完璧なサポートを追求してまいります。
故人様が大切にされていた「手作りの温もり」のように、これからもご家族お一人おひとりの想いを丁寧に形にし、記憶に残るお見送りをお届けしてまいります。

























