全国的にそうであるように、大阪でも小規模の葬儀が主流となっています。
小規模の葬儀には、『直葬』、『一日葬』などありますが、一番の人気は『家族葬』です。
しかし、葬儀が「軽く見られている」「特にこだわりなく、どうでもいいものになった」ということではなく、「何も気にせず、何も知らないまま高い葬儀を出さざるを得なかった」時代から、「きちんと葬儀について考える」時代になったということだと考えられます。
家族葬には、きっちりとした定義はありません。
概ね、『通夜』を行い、少人数の参列者を伴う『告別式・葬儀』のことを家族葬と呼んでいます。
もともとは『密葬』と呼ばれていましたが、次第に『家族葬』と呼ばれるようになりました。
コンパクトな葬儀が選ばれる背景には、葬儀を出すご遺族の考えだけではなく、故人が生前から「家族に(高い葬儀代で)負担を掛けたくない」「別に豪華な葬儀を出してもらいたいとは思わない」「葬儀社の言いなりにはなりたくない」というお考えから、「自分の葬儀の規模、スタイルは自分で決めておきたい」と思われる方が増えたことにあります。
葬儀の常識は変わり、自分に合った葬儀を選べる時代になったのです。
「自分らしい送り方、送られ方」を一度考える機会をもってみてはいかがでしょうか。
葬儀社だから言えるお葬式の話 P67-68
「損しない葬儀」がよくわかる本 P11-13