「小さい時から自宅の仏間に仏壇があり、当たり前のように毎日手を合わせているけど、
何を祀っているんだろう?」
この方のように昔から大切に先祖から引き継がれている仏壇。
そもそも何のためにあるのでしょうか。
仏壇には二つの意味があります。
① 仏様をお祀りする、お家にある小さなお寺
② ご先祖様のお家
日本では仏教が伝わる以前から、家の「魂棚」という棚でご先祖の霊をお祀りする祖霊信仰をしていました。仏教が日本の祖霊信仰と融合して、後に仏壇で両方を祀るようになったと言われています。
このように本来信仰に基づいて始まった仏壇ですが、今日では宗教的な祭壇というよりも
亡きご先祖のお家として祀られています。
そのため仏壇の前で毎朝手を合わせて「おはよう」、夜には「おやすみなさい」と言いながら、毎日ご先祖を身近に感じることが今現在の仏壇の役目となっています。