凛々しく蘇った父の面影。幼き日の記憶を語り合った、親密で温かな家族葬
春の訪れを静かに待つ3月初旬、生野区の「家族葬おくりみ 勝山ホール」にて、真言宗の形式による家族葬をお手伝いいたしました。ご親族6名様という限られた人数だからこそ叶った、故人様を囲んでの穏やかでなごやかなお見送りとなりました。
お客様からは、「女性スタッフには親身になっていただき大変心強かったです。家族が思っていた温かい葬儀を執り行うことができました。心より感謝します」という、私共にとって最も励みになるお言葉を頂戴いたしました。

お式の中で、特に印象的な変化が見られたのは「ラストメイク(死化粧)」の場面です。当初のお打ち合わせでは、「立ち会わなくても良いのではないか」と少し消極的なご様子だったご家族でしたが、実際にお立会いいただくと、プロの手によって凛々しく、美しく整えられたお父様の表情に皆様大変喜ばれ、表情がパッと明るくなられたのが印象的でした。そこからは、「本当に優しい父で、子供の頃はいろんな場所へ連れて行ってもらった」といった懐かしい思い出話が次々と溢れ出し、お父様への感謝を分かち合う貴重な時間となりました。

担当として最も心を砕いたのは、ご高齢である故人様の配偶者様への配慮です。お身体に無理がないよう、立ちっぱなしにならないための椅子のご用意や、体調を崩されないよう室温の細かな調整、指示や優しいお声掛けを常に意識いたしました。

「家族が思っていた温かいお葬儀」。その願いを叶えるために、目に見える進行だけでなく、ご遺族の心身の疲れにまで寄り添うことの大切さを改めて実感したお式でした。これからも、一歩引いた位置から皆様を支え、心からの「ありがとう」が生まれる場を創り続けてまいります。

























