弔電には「忌み言葉」といって使ってはいけない言葉があります。よくご存知かと思われるものであれば、「重ね重ね」や「たびたび」などの重ね言葉。これは不幸が繰り返すことを連想させるので忌み言葉とされています。
また、「四」や「九」などは苦しみや死を連想させるので、気を付けましょう。
この他、宗教によっても避けたほうが良い言い回しなどがあります。(香典編や宗教編もご参照ください!)
【仏教の場合】
仏式葬儀は「浄土へ送る儀式」とされるため、故人の魂が浄土へたどり着けないことを連想させる言葉を避けます。
「天国」は他宗教の概念のため、同じく避けます。
そして仏教でも、浄土真宗では「冥福」は使いません。(即身成仏:宗教編参照)
→「哀悼の意を表します」とか「謹んでお悔やみ申し上げます」がよいです。
仏式ではそのほか、「迷う」「浮かばれない」というような言葉は避けましょう。
【キリスト教や神道の場合】
神式葬儀は「神への礼拝の儀式」とされるため、キリスト教・神道で信仰される神以外に祈りを捧げることを意味する他宗教の用語は避けましょう。
一般的に、「冥福」「供養」「成仏」「往生」「弔う」「仏」「合掌」は使いません。